男女問題と弁護士

私自身は，どんな分野でも分け隔てなく仕事をしているつもりなのですが，最近多いご相談内容の中に男女問題に関するものがあります。

従前は，男女問題の中でも離婚事件に関するご相談が多くを占めていましたが，最近はより広い分野でのご相談が増えているような印象を受けます。

具体的に挙げるとすると，まずは不貞慰謝料の問題です。

不倫問題が世間を騒がせたのは，昨年の１月頃だったと思いますが，当事務所にも不貞慰謝料の相談は多く寄せられており，実際に受任している事件も何件かあります。

対立の構図としては，夫対交際男性もしくは妻対交際女性という同性の争いになるパターンが多く，厳密な意味での離婚問題とは言えないことから，広く男女問題の中で取り上げさせていただきました。

また，交際を巡る問題も数多くあります。

このうち，当事者の一方が婚姻している事例では，当初から既婚者であることを知っていた類型と当初は既婚者であることを知らなかった類型が存在し，それぞれ慰謝料の発生事由が異なります。

また，婚姻を伴わない事例では，交際中の金銭の貸し借りや同棲物件への残置物，デートＤＶなど問題は多岐にわたります。

このような問題は，これまで弁護士に持ち込まれることがなかっただけかもしれませんが，弁護士人口が増加し，より市民に身近な弁護士が必要とされる昨今においては，積極的に取り組まなければならない問題だと認識しています。

当事務所では，このような男女問題に関するご相談も受け付けていますので，お気軽にご相談ください。